コンピューターウイルスって?

コンピューターウイルスって言葉は、一度は聞いた事があると思います。

それってどんなものか、イメージありますか?

ざっくり言うと、悪意のあるプログラムです。(プログラムの向こうには悪意のある人がいるってことです)

コンピューターウィルスは細かく言うと、マルウェアと呼ばれる悪意のあるプログラムの一種です。

マルウェアというよりウィルスの方が、インフルエンザウィルスのイメージも手伝って、イメージしやすいと思いますので、以下では、ウィルス=マルウェアとして、悪意のあるプログラム全体をウィルスという表記で書きます。

コンピューターウイルスに感染すると、何が起こるでしょう。

  • データが消される
  • データを勝手に外部に通信してしまう
  • データを見れなくして、身代金を要求される
  • コンピューターを起動できなくする

などなど。

コンピューターを使う上で、致命的な困った事態が起こります。

では、感染しないためにはどうするか。

考え方は、インフルエンザと一緒です。

人の場合は、

  • ウィルス感染した人と接触しない
  • 感染の恐れのある人と接触しない
  • 感染の恐れのある物を触らない、食べない
  • ウィルス感染したかどうか検査して、素早く治療する

コンピューターの場合は、

  • ウィルス感染したコンピューターと通信しない
  • 感染の恐れのあるコンピューターと通信しない
  • 感染の恐れのあるプログラムを動かさない、怪しいメールを見ない
  • ウィルスチェックソフトを動作させて感染をチェックして、すぐに駆除する

具体的には、

  1. 感染がわかったコンピューターは、すぐにネットワークから外して隔離する
  2. インターネットのよく分からないサイトのページには、アクセスしない
  3. 出どころの分からない、プログラムを実行しない、メールを開かない、メモリやCDも使わない
  4. ウィルスチェックソフトを必ず入れて、常にチェックし、感染に備える

さらに、ウィルスが入ってこないように、コンピュータの入口をできる限り減らします。

  1. インターネットの出入り口に、ファイアウォール(防火扉)と呼ばれるソフトを正しく設定する
  2. OSやアプリソフトの脆弱性があると、意図せず出入口に使われるので、ソフトの開発元の提供するアップデートを確実に行う

ここまでやれば完璧?

そんな事はありません。

ここまでやっても、悪意のあるプログラムは、あの手この手で巧妙に感染するようにしかけてきます。

では、被害を最小限にするには、どうすればいいのでしょう。

自衛のため、最低限、以下を必ず実施するように心がけてください。

  1. OSやアプリのアップデートは、できるだけ早く反映する(侵入口を塞ぐ)
  2. ウィルスチェックソフトの情報は、毎日最新の状態にする(感染を調べ駆除する)
  3. 大切なデータは、こまめにバックアップをとる(感染した場合に元にもどす)

 

さらに詳細を知りたい方は、個別に説明しますので、別途ご相談ください。