時々見かけるITという文言のつくセミナーについて、思う事を書きます。
ITって、コンピュータを使います。
コンピュータって、使い方次第でいろんな事に使える"道具"って話を以前書きました。
セミナーに行かれる方は、以下の事を理解し整理した上で、セミナーで情報を入手し活用するようにして欲しいと思っています。
・ITは、魔法ではない
コンピュータは、人の作ったプログラムに従って動きます。言い換えると、プログラムしてない事はできません。
・ITは、どこに使うかが大切
コンピュータは、いろんな形の道具になりますが、どんな形が最も適していて、どう使うのがよいか、使う人が正しく理解しなければ効果は発揮できません。
生産性向上、売上アップ 、ITをうまく活用すればできることかもしれません。
でも、ITの活用ありき、ITを使えば何かできる、では順番が違います。
どういう事か。
次のような順番であるべきです。
1. 最初に課題を明確にする
この課題を解決すればビジネスにメリットがある、それが何かを定義します
2. 課題の解決方法を検討する
課題解決のための手段の一つとしてIT活用の可能性を探る
解決方法にはいろんな手段があります
3. ITの具体的な活用方法を決める
ITの技術者に実現の可能性と、実現方法を相談して、実務に活用する
ITの活用事例、どんな使い方ができるのかなど、吸収できる情報はいろいろとあると思います。
ITの活用範囲は広いので、課題が明確になってさえいれば、かなりの確率でITが役に立ちます。
でも、課題の解決が本来の目的と考えた場合、ITの活用以外にもベストな手段があるかもしれません。
コンピュータは道具ですので、適材適所で使うという使う"人"の意識が第一です。
上記の1.の課題の定義が、一番最初でなければ道具は活きません。
さらに詳細を知りたい方は、個別に説明しますので、別途ご相談ください。