少しずつですが、IoT機器が世の中に設置されるようになっています。
この中で、インターネットに接続する機器について、書きます。
サイバー攻撃って、耳にしたことがある人もいるんじゃないかと思います。
インターネット上のサイバー攻撃は、もちろんターゲットが決まっている場合もありますが、無差別に攻撃するものもあります。
一般の人が、自分には関係がないと思っているとすると、少し違います。
例えば、監視カメラを設定して、自分のスマホで見れるようにしたとします。
スマホで見れるということは、インターネットからの接続が可能になっているということです。
この場合の接続は、どのように安全を確保しているのか、少し考えてみてください。
通常、パスワードを入力して接続する方法が使われます。
もし、機器の初期設定のパスワードを変更せず、そのまま使っているとするとどうなるでしょうか。
その機器の初期設定のパスワードは、同じ機器であればすべて同じ設定ですので、同じパスワードで接続できてしまいます。
インターネットに接続できる誰だかわからないまったくの第三者が、パスワードを使って接続してしまえば監視カメラの映像を見ることができてしまいます。
(実際、監視カメラの映像をのぞき見できるサイトがあると聞いたことがあります)
ですので、インターネットに接続できる時点で、どこかのだれかが接続を試みる可能性があるということを、常に考慮するようにしてください。
インターネットは距離の壁を越えて使えるとても便利なものですが、日本の田舎であっても世界のどこかであっても、まったく同じ条件で接続されています。
インターネットにつなぐ時点で、自分にはサイバー攻撃は関係ないということは、ありえないことを認識してください。
さらに自分が直接の被害を受けなくても、他の人に被害をもたらす踏台になる、という可能性もあります。
(ちなみに、ネットワークに接続されたブルーレイレコーダーが、かなりの攻撃を受けているという話もあります)
便利さだけを見るのではなく、リスクも把握し、みんなでリスクを小さくする努力をしましょう。
さらに詳細を知りたい方は、個別に説明しますので、別途ご相談ください。