AI(人工知能)の代名詞のように使われる、ディープラーニング。
細かい難しい事は専門家に任せて、ざっくりイメージを書きます。
ニューラルネットワークってご存知ですか。脳科学から考え出された、人間の神経細胞に模されて考えられた、機械学習で使われる方法の一つです。結構前からある技術です。
もともとニューラルネットワークは、神経細胞を多階層にして数を増やすと、精度が上がるだろうことは言われていました。
ですが、幾つかの壁がありました。
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神経細胞の数を増やすと、増やしただけ必要な計算が増え、凄い数の計算が必要になる
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学習に使うデータが大量にないと、一つ一つの神経細胞の情報が薄まってしまう
そんなこんなで、いかに有効な特徴をデータから抽出するか、頑張って知恵を絞っていました。
ディープラーニングは、技術と環境の進歩の恩恵によって、これまでの壁を突破することで実現した技術です。
突破したのは、
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計算するハードウェアの進歩によって大量の計算が短時間でできるようになった
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計算の方法もより高速に行う方法が考えられた
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学習に使うデータとして、インターネットの普及などにより以前とは比べられないほどのビッグデータが得られるようになった
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ビッグデータを使うと、特徴抽出などせずとも、まるっとひっくるめた学習ができた
結果、従来より多階層のニューラルネットワークが、実用レベルで使えるようになりました。
この"多階層"というのが、ディープになります。
多階層のニューラルネットワークが、実用化できたのでいろいろと応用し始めた、というのがディープラーニングです。
あくまでも技術の話で、人工知能の一技術であることを理解してください。
さらに詳細を知りたい方は、個別に説明しますので、別途ご相談ください。